テンセグリティモデル
【限定モデル・完全受注生産】
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サイズ
最小直径約450mm
最大直径約475mm
素材
コンプレッション、ジョイント:アルミニウム(直径7mm)
テンション:炭素繊維
重さ
450g
特開2008-75397
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[テンセグリティモデルの最終バージョン]
テンセグリティは様々な外力に対して自律的に反応する。
反応の方法とその特徴こそ外力分散機能であり連続した張力が作り出すシナジーそのものである。
本質的な科学的モデルのデザインがプロダクトデザインではなくシナジェティクスの理解から生まれる時計画的陳腐化は排除されている。
このアルミ合金のパイプを圧縮材、炭素繊維を張力材としてデザインされたテンセグリティモデルは金属テンセグリティモデルの最終バージョンである。
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[発見されたテンセグリティ]
テンセグリティとはシステム自らが構造の破壊を回避するために圧縮材のみからなる連続性を自己放棄し純粋な相補的な圧縮力と張力の相互作用をはじめて視覚化した真の構造である。
破壊の危険性を回避可能な唯一の方法は圧縮材を互いに不連続にするという発見にある。
その発見を構成部材に還元するや否や、物質的結合を実現している炭素繊維で形成された圧縮材も張力材からも単純な現実(=リアリティ)は遠ざかるが、互いに連続する張力的結合によって形成される放射力と重力との動的な均衡状態からこれまでの力学概念では記述できない<柔軟な強度>が生まれてくる。
絶えず振動するテンセグリティ構造は純粋で捉えられない<角度と振動数>から形成されている。
部分から全体を感じるリアリティは何一つ見いだせない。
過去とは部分である。
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[テンセグリティの外力分散機能]
付加すべき機能がなくなったばかりか排除する機能もなくなった状態から突如シナジー的に形成される外力分散機能とは構造の動的平衡の完璧な視覚化でもある。
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[分割数(frequency)とは何か]
「半分の長さは倍の長さに等しい」というdualityの法則はジオデシックス理論ではfrequency理論から創出されるシナジー原理そのものである。
半径を増大させる時、ジオデシックテンセグリティ構造を構成する部材は、より細く薄くなり(=けっして相対的ではなく)、単位体積当たりの構造体の重量は、加速度的に軽量化される。
ただし、分割数の増加と共に半径も比例して増大するならば。
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解説 梶川泰司
参考文献
『宇宙エコロジー』(R・バックミンスター・フラー著、梶川 泰司 著 美術出版社 2004年)
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テンセグリティジョイントデザイン 梶川泰司
モデル制作 嶋あゆ子
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お届けの日程は別途ご連絡いたします。
¥450,000
※消費税込み
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